伝統こけし 小倉久太郎作 1970年代 — 人間国宝 |木地山スタイル | 18.5cm (7.3インチ)

【説明】

【小倉久太郎作 ヴィンテージこけし】
これは単なる人形ではなく、日本の生きた歴史の一部なのです。

きじやまこけしの名手で人間国宝に認定されている小倉久太郎氏によって手作りされたこのヴィンテージの木製人形は、何世代にもわたる芸術性と魂を反映しています。

🔸アーティスト: 小椋久太郎 (おぐら きゅうたろう)
🔸スタイル: 木地山系
🔸高さ：18.5 cm / 7.3インチ
🔸重量：190g / 6.7オンス
🔸直径（ベース） ：4.6 cm / 1.8インチ
🔸素材：天然木、手描き
🔸状態：ヴィンテージ、経年を考えると良好な状態
🔸署名：あり（裏面）
🔸制作年：1970年代

シンプルながらも表情豊かなお顔立ちから、体に流れる優美な赤い模様まで、細部に至るまで東北ならではの優しく懐かしい魅力が伝わってきます。

このこけしは単なる装飾品ではありません。日本の民芸の伝統から生まれた物語です。

【配送と梱包】

安全な配送のため、柔らかい保護材で丁寧に梱包します。追跡付きで日本から発送します。

💡ヒント: 日本の民芸品のコレクター、インテリアデザイナー、または自宅に意味のある文化的な作品を探している人にとって理想的です。

木地山系こけしの特徴

原産地：秋田県湯沢市木地山地区
背景：北日本、東北地方の温泉地に伝わる伝統的なこけしの系統の一つ

デザインの特徴

• 頭胴一体型（一木彫） ：頭は回転しません。人形全体が一枚の木から彫り出されています。
• 丈夫な円筒形のフォルム。素朴な魅力を備えた大胆で魅力的なシルエット。
• 特徴的な「M 字型」の前髪: 額に描かれた大胆で対称的な模様。
• 細く伏せた目: 人形に穏やかで優しく内省的な表情を与えます。
• 肩に放射状に走る赤い線：肩紅と呼ばれる伝統的なデザインモチーフ。
• 身体に施された装飾的な花柄や幾何学模様。牡丹、菊、カエデの葉などのモチーフがよく見られます。

配色

• 主に赤と黒: ミニマルでありながら印象的なカラーパレット。
• 自然な木目を重視し、木の温かみと質感を残したオーガニックな仕上がりです。

文化的背景

• 木地山様式は、木地師と呼ばれる山岳地帯に住む木工職人によって発展しました。
• その美学は実用的な美しさ、つまり丁寧に作られた、素朴なシンプルさと機能的な優雅さを備えた道具に根ざしています。
• 人間国宝の小倉久太郎氏は、この様式で最も高く評価されている職人の一人です。

このこけしの系譜は、「職人の技による実用性」と「民俗的な素朴さ」のユニークな融合を表しており、それぞれの作品に時代を超越した魂のこもった雰囲気を与えています。
国際的なコレクターは、これらの作品を「粗削りでありながら洗練されている」と評することが多く、大量生産された芸術作品にはめったに見られない静かな品格を表現しています。

小椋久太郎とは？

小倉久太郎（1916～1998）は、秋田県湯沢市の山間部、木地山の著名なこけし職人でした。
彼は木地山こけしの名手とされ、日本では人間国宝（重要無形文化財保持者）に指定されています。

主な特徴と成果

• 一本の木から頭と体を彫り出す伝統的な木地山の作風を継承しつつ、独自の洗練された美意識と表現力豊かな筆致で制作。
• 精密な木工旋盤加工と丹念な手描きの絵付けで知られる小倉氏の作品は、日本国内だけでなく海外のコレクターを魅了してきました。
• しばしば「民芸品の中の芸術」と評される彼の作品は、こけしを単なる玩具から真の芸術品へと高めました。

推奨用途:

• 日本の伝統工芸愛好家
• 本物で歴史的に重要なこけしを求めるコレクター
• 日本の美的感覚の穏やかで優雅な雰囲気を好む人々

📖小倉久太郎についてさらに詳しく:
→こけしWiki - 小倉久太郎